糖尿病由来の狭心症、その種類と手術方法とは?!

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狭心症、3つの種類

 

私が糖尿病から発症した病気は「狭心症」でした。

 

「狭心症」は大きく分けて3種類に分けられます。

 

一番多いのは、私の狭心症でもある、「労作性狭心症」です。

読んで字のごとく、体を動かすと症状がでてくる狭心症です。

心臓の「冠動脈」と呼ばれる大きな血管が細くなって、運動量に対し、十分に心臓に酸素がいきわたらなくなることが原因です。

 

2つ目は、「不安定狭心症」。

軽い運動や安静時でも一日に何度も発作が起こる場合や、初めて発作が起こった場合が、これにあたります。

 

突然引き起こすこともあることから、急性冠症候群とも呼ばれています。

 

3つ目は、「冠攣縮性狭心症」(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)。

冠動脈のけいれん(スパズム)が理由で引き起こす狭心症です。

 

多くの場合、夜間、早朝あるいは午前中に発作を起こすのが特徴で、症状は約15分程度で消失することが多いようです。

狭心症の中でも一番多いのが、私と同じ、「労作性狭心症」とのことです。

安静時には症状がでないものの、運動すると引き起こる症状、もし、そんな症状があったら、この「労作性狭心症」かもしれません。

 

心筋梗塞と狭心症の違いとは?

 

 

よく聞かれる「心筋梗塞」や「狭心症」をまとめて、医学的には「虚血性心疾患」(きょけつせいしんしっかん)といいます。

「虚血」とは「血がない状態」を意味します。

 

私が入院した時、「無症候性心筋虚血」という名称でした。

狭心症の場合、動脈硬化で血管内が狭くなっていますが、心筋梗塞はさらに血栓(血液の固まり)ができて閉塞し、血流が途絶えた状態を指します。

 

私の場合、糖尿病や高脂血症などから、動脈硬化の状態から、一度心筋梗塞を引き起こしたのだろう、と言われました。

心筋梗塞を一度引き起こしたものの、周囲にある毛細血管が自然と発達して、不十分ながら閉塞した血管へ血液を送り込んでいたとのことでした。

 

この毛細血管の発達のことを、「側副血行路」(そくふくけっこうろ)と呼ぶそうです。

この「側副血行路」が、約10か月もの間、私の体の血液循環を支えていたのかもしれません。

 

つまり、私の場合、「軽度の心筋梗塞」→「労作性狭心症」というステップを踏んだのかもしれません。

 

 

2/3の冠動脈異常!

 

 

そもそも、心臓には、3本の「冠動脈」があります。

冠動脈は左右それぞれ1本あり、左は大きく2本に分かれ、そのうち左の前の方へ流れる血管を「左前下行枝」、後ろの方へ行く血管を「左回旋枝」、右の血管を「右冠動脈」と呼びます。

 

私の場合、このうち、2本が「異常」でした。

まず、「右冠動脈」が非常に細くなっている部分があり、さらに、「左回旋枝」の支線部分が詰まっている状況でした。

 

幸いにも、「左回旋枝」の詰まっている個所が、先っぽの支線部分でもあり、こちらの梗塞している部分は、全体の心臓機能から見ても影響は大きくありませんでした。

そのため、私の場合、まず優先すべき「右冠動脈」の手術を行うこととなりました。

 

 

狭心症手術の種類

 

 

心筋梗塞・狭心症の手術は、大きく分けて2種類です。

それが「カテーテル手術」と「冠動脈バイパス手術」です。

「カテーテル手術」の正式名称は冠動脈インターベンション。

英語・英略名では、PCI(percutaneous coronary intervention)やPTCA(percutaneous transluminal coronary angioplasty)と表記されます。

 

私の場合入院計画書において「経皮的冠動脈ステント留置術」と記載されていました。

細くて柔らかい針金(カテーテル)を血管内に沿って心臓冠動脈部分まで入れながら進め、細くなっている血管部分を膨らませながら、ステントと呼ばれる網目の筒状の金属を付ける手術です。

 

 

カテーテルを挿入する箇所は異常のある血管箇所や手術する先生によって異なります。

手首、股関節付近、足首などから挿入します。

私の場合、右手首からカテーテルを挿入しました。

 

 

カテーテル手術の手術時間は約1時間弱、入院期間は3泊4日でした。

開胸手術ではないため、非常に負担の少ない手術の一つかもしれません。

 

カテーテル手術の場合、1度に治療できる箇所が1か所というのが一般的でもあり、心臓冠動脈治療が複数以上ある場合、多くの場合は「冠動脈バイパス手術」となります。

私も、冠動脈3本中2本に異常があったことから、当初「冠動脈バイパス手術」が濃厚でした。

 

ところが、症状が比較的落ち着いていること、そして冠動脈異常のうち、1本が比較的先っぽの「支線」で心臓全体の影響が少ないという背景から、もう1本の「本線」箇所の「カテーテル施術」が選択されました。

 

ちなみに、「冠動脈パイパス手術」は読んで字のごとく、新たな血管を移植し、血液のバイパス(う回路)を作る手術です。

 

移植する血管は、自分の血管を利用します。

内胸動脈(胸の血管)、橈骨動脈(腕の血管)、大伏在静脈(足の静脈)、胃大網動脈(胃の血管)を使用するのが一般的です。

 

「冠動脈バイパス手術」となった場合、手術時間は約4~5時間、入院期間も約2週間です。

 

ちなみに、私の父親は70代ですが、私と同じ「動作性狭心症」で、冠動脈3本すべてに異常がみつかり、この「冠動脈バイパス手術」となっています。

 

父親も糖尿病と高脂血症の傾向があり、その糖尿病が原因で「狭心症」を発症しました。

家族は、もともと同じDNAですし、同じ生活環境ということも含めて、家族は同じ病気になりやすいのかもしれません。

 

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