【死と直結する糖尿病】3人の医師に「異常なし」と判断された狭心症

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動悸?!のような症状



ある日、子どもたちとかけっこをしたのち、急に動悸のような、胸を締め付けるような息切れが出てきました。

当時、40代、身長174㎝、体重98kg。

突然の動機のような症状に困惑しながらも、座ったり、横になると症状が無くなるため、「何かの気のせいか」、と様子を見ることとしました。

 

ところが、数日たっても症状は変わらず。

 

運動すると、動悸のような息切れ。

私の場合、胸というよりも、肩から首にかけて、「肩こりのような」症状も同時に現れました。

 

座ったり、横になったりすると、症状が薄れ、暫くすると息苦しさはなくなる。

しかし、また早歩きや、自転車に乗ったりすると、また症状が出てくる。

 

何だろう?

気のせいかな、気にしないでおこう。

 

また数日放置します。

ところが、さらに、数日たっても、その症状は一向に消えそうにありません。

 

酷いときは、家の2階の階段にも上れない始末。

重い荷物も持てない・・・。

 

 

症状観察してみた!

 

 

つぶさに、自分の症状を改めて観察してみました。

症状が激しくなるのは、食後と入浴時。

 

食事で少し多めに食べた後、必ず症状は悪化します。

そして入浴時。

 

運動や食後の入浴時にも症状は現れ、長湯できない状態となっていました。

 

そしてなぜか、お通じがあまりうまく機能しません。

症状が出る前は、便秘とは全く無縁の人生。

 

常に快便の人生でしたが、一転、なぜか便秘気味となります。

 

一方、症状が楽になるのが、ゲップや排泄時。

少し症状が収まるような感覚がありました。

 

 

行きつけの町医者へ受診

 

 

そんな症状を抱え、行きつけの近所の町医者に診てもらいます。

もともと、血糖値を抑える薬と、血圧を下げる薬を処方していただいていました。

 

この動悸のような症状を訴えると、血圧、採血、心電図などの検査。

特に異常はないという結果でした。

 

念のため、心電図ホルダーという1泊2日の携帯用心電図で、24時間の心臓の活動を電流や電圧の変化を観てみようと、設置していただきました。

 

心電図ホルダーは首から紐で心電図の機械をぶら下げ、入浴も控え、寝る時も付けたまま過ごす検査でした。

何時に食事し、いつ運動し、排泄しなのか、つぶさに記録も残し、その記録と共に、翌日、その心電図ホルダーを返しました。

 

結果、問題なし。

心臓の動きは正常という判断でした。

 

あれ?!

やっぱり何かの気のせいかな?

 

最近疲れていたからな~。

と、また症状を抱えながらも、数か月放置しました。

 

 

 

セカンドオピニオンしてみた!

 

 

その間、症状は悪化します。

特に多飲多尿です。

 

夜に1L以上の水を飲み、尿は夜間4~5回も。

食後は、横になると苦しいため、座った形で壁に寄り掛かる毎日。

 

一応睡眠はできる状態ではありました。

 

私の場合、背中の背骨横の筋肉部分を柱に当て、ぐりぐりすると、少し症状が軽くなることを発見。

特に食後は、毎日のように、柱に背中を当てながら、座る姿勢を続けていきました。

 

このような症状の中、症状発症から約8か月間放置します。

 

大きく状況が変わったのが、健康診断。

今まで通っていた医者とは別の医者に診てもらおうと、他の町医者に診てもらいました。

 

判明したのは、血糖値の異常な高さ。

多飲多尿の症状を伝えた際、そのセカンドオピニオンの先生は、血糖値を図ります。

 

血糖値はすでに300を超え、緊急入院の告知が。。。

近隣の大学病院に紹介状を書いていただきました。

 

ところが、この際、動悸のような症状に関しては、心電図も正常値であったこともあり、まずは放置。

血糖値を下げることが先決、ということで、糖尿病として、入院することとなりました。

 

 

大病院へ入院!!

 

 

近隣の大学病院。

ここでも、担当医からは血糖値を下げることが優先。

動悸の症状は、原因不明だから、血糖値を下げることで、症状が治まるのではないか?ということで、まずは糖尿病治療を開始します。

 

入院は約2週間。

インシュリン投与と、食事制限。

 

幸いにも、インシュリンも効果がみられ、血糖値は徐々に下がり、血糖値は70~100と、ほぼ正常値となり、無事退院となりました。

 

ところが、動悸はそのまま。

やはり、運動をすることで、息切れのような、動悸のような症状は全く変わっていませんでした。

 

入院での摂生もあり、体重は98㎏→88㎏と、約10㎏の減量。

血糖値も、血圧も、正常値となりましたが、動悸の症状は継続したままの状況でした。

 

大学病院の先生にも、動悸の症状を訴えましたが、「医学的には問題はありません」と一蹴。

この担当医の専門が「内分泌科」。

 

私が、「この病院内の他の科の紹介はできませんか?」と聞いたところ、「紹介状がないとダメです、さらに医学的には問題がみられませんので」と断られてしまいました。

 

血糖値は正常となったものの、胸の違和感は継続したままでした。

 

 

恩人、3人目の医師

 

 

さらに、数週間が経過しましたが、動きがあったのが友人からのアドバイス。

 

近隣に、もと大病院の部長にまで行った、有名な循環器科があると聞きます。

小さな町医者でしたが、評判は良好。

 

患者に寄り添った丁寧な診療をしている循環器医院でした。

 

藁をも縋る気持ちで受信。

50代の優しい女性の医師でした。

 

ここでの検査が、また心電図ホルダー。

改めて心電図ホルダーを付けた数日後、診断結果は、またもや、異状なし。

 

大学病院での診察経緯も説明し、その女性医師は改めて大学病院の「内分泌科」の先生へ、紹介状を書いていただき、大学病院内の「循環器科」の受診をお願いしていただきました。

 

改めて大学病院の「内分泌科」の先生へ手紙を渡したところ、「循環器科」の先生への受診が決まりました。

一度入院した大学病院。

 

多くの検査データがあります。

「循環器科」の先生からも、何を検査したらいいか、わからないという返答です。

 

改めて心電図ホルダー検査、結果は、「異状なし」。

 

 

ついに判明、その病名は?!

 

 

先生から一つの提案がありました。

それが、「負荷テスト」。

 

「負荷テスト」とは、その動悸がどれだけの運動負荷で出てくるのか、それを調べるテストのことです。

 

先生は、その負荷テストの前に、一応、念のため、心臓の「RI検査」をしましょう、とのことでした。

 

RI検査?

 

念のために心臓の血流を見て、問題がなければ、その負荷テスト実施する、という内容でした。

 

初めて聞くRI検査、とりあえず、その検査をして、その後のテストを実施してみよう、そう思っていました。

 

RI検査とは、自ら放射線を出すRI(Radio Isotope=放射性同位元素)という物質で目印をつけた薬(放射性医薬品)を用い、心臓の血流状況を可視化する検査です。

 

RI検査は思った以上の大掛かりの検査でした。

何と、検査のための署名まで!

 

万が一には、命の危険が・・・。

少しオロオロしながらも、記名。

 

時間は約30分程度。

腕の血管内に、その物質を流し、心臓部分を大型特殊な機械で映像していきます。

 

内心「どうせ異常なし」だろう。

そう、たかをくくっていました。

 

検査結果を聞きに行った際、医師から出た言葉、それが。

 

「思った以上に悪いですね」

 

なに!!

なんと、手術を視野に即入院!!!

 

原因は「狭心症」でした!

 

しかも、心筋梗塞の疑いがある、とのことでした。

心臓の筋肉の壊死も疑われるとのこと。

 

 

死に直結する糖尿病の怖さ

 

 

約10か月間、何をしていたのだろう。

自らの身に、かの有名な病気、「心筋梗塞」。

 

症状発症の際、まさに「心筋梗塞」を引き起こしていたようです。

 

心臓には、大きな血管が3本あるとのこと。

そのうち、2本が詰まっている、または詰まっている疑いがある、とのことです。

 

詳しい検査を再度実施するが、可能性としては、「心臓のバイパス手術」、または「心臓カテーテル手術」になるだろう、とのことでした。

 

心臓バイパス手術?

 

バイパス?あの環状道路の新しい道?

え!

大手術!!

 

目の前が真っ暗になりました。

 

糖尿病から始まった、心筋梗塞、狭心症。

 

その症状が約10か月経過して、改めて判明した瞬間でした。

その間、3人の医師から「問題ない」との回答。

 

4人目の大学病院循環器科の先生でさえ、「念のため」の検査で発覚した狭心症。

 

そうか、症状が出たとき、「死んでいた」可能性もあるんだなあ。

 

糖尿病は、心筋梗塞、脳梗塞など、死に直結する、本当に恐ろしい病気であることを身をもって体験することとなりました。

 

振り返ってみると、「動悸」という言葉、この言葉は他の病気を連想する言葉かもしれません。

医師の皆さんの誤解を引き起こす言葉だったのかもしれません。

 

しかし、私自身、「動悸」も経験なく、「胸の痛み」とも異なる違和感。

どう伝えればよかったのか、今でもわかりません。

 

ただ、命拾いしたことだけは確かです。

まさに、糖尿病は死に直結している病気なんだ、と改めて実感させられました。

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