糖尿病のもう一つの恐怖、低血糖!~低血糖のリスクと対処法~

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私は2型糖尿病を発症、今でも投薬治療を受けています。

血糖値が一番酷いときは、血糖値の指標ヘモグロビンA1cが300mg/dL越え!

 

2週間ほど入院し、糖尿治療を受けました。

入院中、血糖値を下げる治療を受けましたが、その時現れた症状が「低血糖」です。

 

今回は低血糖の対処法、低血糖の食事方法についてお伝えします!

 

 

のどの渇きと低血糖

 

 

私が一番血糖値が高かった頃、特に気になった症状が、のどの渇き低血糖でした。

のどの渇き」は深夜寝ていると口の中の異常なほどの渇きに目が覚めてしまいます。

 

正確にお伝えすると、のどの渇きというより、口の中の「粘り気の不快感」という表現が近いかもしれません。

大量に水を飲むというより、口の中を潤したい、という感覚でした。

 

症状がひどいときは寝ているとき以外にも、日中でのどの渇きが現れてきました。

 

そして「低血糖」。

薬物治療を受けている場合は、インスリン療法など、血糖値を下げる薬により血糖値が下がり過ぎてしまうことがあります。

 

少しおかしな話ですが、血糖が高いのが糖尿病の原因ですが、薬物治療で血糖が下がりすぎるというリスクもあるのです。

 

私の場合、入院中、インシュリン注射と服薬治療の2種類による血糖値を下げる治療が行われました。

インシュリン注射も徐々に量を増やすという段階的治療を行ったのですが、それでも、常時血糖値300mg/dL以上あった数値が、130mg/dL前後まで下がったことで、低血糖の症状が現れました。

 

私の場合、「立ち眩み」と「脱力感」のような症状でした。

特に脱力感が強くなると、動けなくなるような状態でした。

この脱力感が強まっていくと、確かに意識障害につながるなあ、という命の危険も感じた瞬間でした。

 

130mg/dL前後という、正常値に近い数値であったにもかかわらず、低血糖の症状が現れたということで、それまで自分の体が高血糖の状態を継続していたリスクを改めて感じさせられました。

幸いにも段階的治療のおかげで低血糖の症状は比較的穏やかに治療が進んでいったように思います。

 

一般的に、低血糖の症状が現れる方は、インシュリンや服薬治療を受けている方で、食事前の血糖値が下がっている時間に低血糖の症状が現れやすいと言われています。

 

例えば、昼飯前などです。

特に午前中、体を動かすことや頭を使うことが多かった場合、昼飯前に引き起こすことが多く発生します。

 

体内の糖分があまりにも欠乏した場合、低血糖による自律神経の乱れが起こり、悪化すると、取り乱す、眠気、めまい、倦怠感、ろれつが回らない、意識障害、最悪の場合には昏睡状態となって死に至る可能性もあります。

こわいですね。

 

血糖値が高いはずの糖尿病患者は、血糖値が下がりすぎないように気を付ける必要があるんですね。

まさに、大事なのは血糖値コントロールなのかもしれません。

 

 

低血糖の対処

 

 

現在糖尿病薬物治療を受けている方もいらっしゃると思います。

まず、低血糖になったら糖質を摂って安静にする、というのが基本です。

低血糖症状が現れた場合、症状や時間帯などによってその対応方法は違い、また回復にも差が生じます。

適正な対応が必要となります。

 

 

①軽い低血糖(強い空腹感や倦怠感など)の場合

 

 

食事前であれば、早めに通常の食事を摂るようにします。

食事以外の時間帯であれば、ブドウ糖、砂糖、缶ジュースなどを摂り、症状が消えてから早めに次の食事を摂るようにします。

 

 

②強い低血糖(冷や汗、動悸、脱力などが強い時)

 

 

直ちに、ブドウ糖、砂糖、またはそれに相当する缶ジュースなどを摂ります。

15分以内に症状の回復がなければ同じ対応を繰り返します。

 

症状が消えたら、食事前なら食事をとります。

次の食事まで1時間以上あるようであれば、炭水化物(おにぎりなら1個、ロールパンなら1個、ビスケットなら2~3枚)を摂ります。

 

 

③重症低血糖(意識障害や昏睡など)

 

 

窒息などの原因になるので、食べ物を無理に口の中に入れず、糖質を摂れないときには速やかに救急車を呼びます。

特に低血糖症状が重症の場合、自分では何もできない状態になっていますので、周囲の人に病院へ連れて行ってもらわないといけません。

 

周囲の人の協力が必要になりますので、普段から、低血糖症状が現れたときに協力してもらえるように、周囲の人にも「どうしたらいいか」を周知しておきましょう。

 

 

携帯用ブドウ糖とは?

 

 

低血糖の症状が出やすい方、症状が強い方は、普段から外出する場合、必ずブドウ糖やビスケット、ジュースなどを携帯するようにします。

携帯用のブドウ糖?

 

そうです、実は携帯できるブドウ糖があるんですね。

低血糖用として販売されている物で、タブレット状になったものやチップ状になったものです。

甘味のある白い色をした結晶状の物質で、ぶどう、いちじく、柿などの果物や蜂蜜などに多く含まれている単糖の1つです。

一般的に、ブドウ糖は、炭水化物(ご飯やパン、麺類、穀物やいも)などが分解され、ブドウ糖として体内に蓄積されます。

 

ですので、血糖値は、食事前と食事後で大きく増減します。

一番危険な時間帯は食事前の時間帯です。

 

重症低血糖を起こす可能性のある方は即効性のある「携帯用のブドウ糖」の携帯が必要となります。

 

 

低血糖、食事の時間帯や量について

 

 

一般的には低血糖は、早朝の空腹時や昼食や夕食などの食事の時間が遅くなった時に起こりやすくなります。

 

つまり、体内にブドウ糖が少なくなる場合に症状があらわれてしまいますので、「食事の量が少ない」「食事の間隔が長い」「運動量が多い」という状況は気をつける必要があります。

また、気をつけなければならないのは糖尿病患者は血糖を上げないように治療しているので、低血糖対策によって上げすぎないことも重要です。

 

このバランスを保つ意識が前提の上で、以下の意識を高めるようにします。

 

 

○「食事の回数」と「食事の時間」のバランス

 

 

基本中の基本ではありますが、一日3回の食事、できる限り朝昼晩の時間をバランス良く摂ります。

もちろん、忙しくて決まった時間に食事がとれないなどの日もあると思いますが、事前におにぎりやサンドイッチを購入しておくなど、必ず規則正しい時間に摂取するようにしましょう。

 

 

○「食事の量」と「運動量、仕事量」のバランス

 

 

「食事の量」と「運動量、仕事量」のバランスについては、基本食事量は多すぎない、少なすぎないボリュームで摂取することとなります。

 

しかし、日によっては「運動量、仕事量」が多い日もあるかと思います。

その場合、炭水化物の摂取ボリュームを意識するという対応が重要となります。

 

「今日はかなり歩くなあ」や「今日はかなり仕事が溜まっているなあ」などの日は、朝や昼の食事量を意識することも有効な対策となります。

 

体を動かす運動量もそうですが、頭を使うことの仕事量が多い日も意識する必要はあります。
(お伝えしたように脳はかなりブドウ糖を消費します!)

 

 

高齢の方の注意点

 

 

低血糖は加齢とともに症状が強くなりやすく意識を失いやすくなります。

 

一般的に通常の成人における正常な血糖値は以下です。

空腹時 … 110~125mg/dl未満

食後2時間後 … 140~199mg/dl未満

もし、高齢者の中で低血糖の傾向が強い型の場合、この範囲内でも上のほうの数値を基準とするほうが良いでしょう。

なぜならば、特に高齢者の場合、高血糖よりもむしろ低血糖のほうが危険だからです。

 

 

まとめ

 

 

以上です。

糖尿病は合併症のリスク、動脈硬化による生命のリスクの他、今回の低血糖のリスクというものがあります。

 

私の場合、動脈硬化による心筋梗塞を引き起こし、心臓カテーテル手術を受けるに至っています。

心筋梗塞も命の危険にさらされましたが、低血糖も命を奪う非常に危険なものです。

 

糖尿病は非常に多くのリスクを引き起こす、まさに万病の元とも言える病気かもしれません。

 


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